ひとまず無題

話し言葉から書き言葉へ

「how to」のジレンマ

ハウツー本が好きだ。

こうやれば上手くいく、こうすれば損をしないといった類の本のことである。

ハウツー本を読むと、あたかも自分が効率的な人間になった気がするし、これからやることの全てが上手くいく気がする。

ただ、一度本を読み終えて現実世界に戻れば、ヘマはするし非効率的な行動ばかりである。情けない。

 

学生の頃からハウツー本を読むたびにこんな気持ちになる。だけど、最近は「how to」を知ること(学ぶではない)によって心に起こるジレンマを感じる。

 

そのジレンマとはハウツーを活かせば、「自分の感情」を押し殺すことが多くなることだ。

 

例えば、恋愛テクニックで言うと、女の子とLINEするときはほぼ同じ返信の間隔で、使用する絵文字も似せていく、文量はほぼ同じか少ないくらといったものがある。

ただ、返信がきたら気になるからすぐ返信したいし、好きな子には好きって言いたい。絵文字も使わない子にはあまり使わないほうがいいんだけど、今の自分の気持ちを表すのはこれだな!て思ったらバンバン使いたい。

 

と、感情を抑え、how toに従うことの難しさを感じている。

 

まぁ、大人になれていない証拠なんだけど。

サラリーマンである限りは、大方のビジネス書をその通り実行できれば、まぁ上には行けると思う。

ただ、感情か腐っていく気もする。

 

なんだか、青臭い。